
くつ音まじりの帰り道 夕焼けが少しにじんでた 花屋の灯りに足を止めて わざと時計を見ないふり 今日は何の日だっけなんて 知らないふりして笑ったけど 胸の奥ではずっと前から 言いたいことが咲いていた 玄関に響くおかえりの声 湯気の向こうのいつもの匂い 当たり前みたいにそばにあったものが 今になって眩しくなる ただいまに隠してた ありがとうを花にして 小さなリボン結んだら ちゃんと届くかな 言葉にすると照れくさいけど 今日は少しだけ勇気を出すよ あなたのくれた温かさを 抱きしめて帰るよ ただいまの花束 言いすぎた日のドアの音も 黙って部屋へ逃げた夜も 次の朝には何も聞かずに 並んでいた白いごはん 強くなりたいと思うたびに あなたの背中を思い出す 叱る声さえ優しさだった 気づくのが少し遅いね 洗いたてのシャツ 晴れたベランダ 名前を呼ぶ声 急かす自転車 何気ない日々が私の中で 歌になって鳴りはじめる ただいまに隠してた ありがとうを花にして うまく言えないその代わり まっすぐ渡すから あなたがくれた小さな毎日 今の私を作っているよ 不器用だけど今日くらいは 目を見て伝えたい ただいまの花束 いつか私も誰かにとって 帰る場所になれるのかな その時はきっとあなたみたいに さりげなく灯りをともしたい 泣きたい日にも笑えるように 迷った日にも戻れるように もらった優しさ少しずつ 未来へ渡していく ただいまとありがとうを 今日は一緒に届けるよ 小さな花束抱えたら 涙がこぼれそう あなたの声が私の中で 明日の歌に変わっていくよ いつものドアを開ける前に 深呼吸ひとつして ただいまに隠してた ありがとうを花にして 今日だけじゃなくこれからも ちゃんと伝えるから あなたのくれた温かさを 私も誰かへ渡せるように 夕焼けの道 胸に抱いた 世界でひとつだけの ただいまの花束 ただいま ありがとう